キミ・ライコネンのマネジャーが、2011年のF1復帰に向け、ルノーと連絡を取ったことを認めた。
ルノーのチーム代表エリック・ブーリエが今週、ライコネン本人なのかマネジメントなのかは明かさず、ライコネン側から来季の契約についてアプローチがあったと語っていた。
「事実だ。私がブーリエと話した」とライコネンのマネジャー、スティーブ・ロバートソンは『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』へ認めた。
ライコネンは今年、WRC(世界ラリー選手権)へ転向しており、少なくともあと1年はラリーを続ける可能性が高いとみられていた。
しかし、ブラジルの有名ジャーナリスト、リビオ・オリキオによると、ライコネンは2011年も高い水準の収入を確保したがっているという。ライコネンは昨年、フェラーリとの契約を1年早く解除することに合意したものの、本来得るはずだった収入をフェラーリが支払っている。しかしその支払いも、今年で終わってしまうのだ。
「来年に向け、可能性のあるすべての選択肢を模索したい。キミと私は、ルノーに状況を確認した」とロバートソンは語った。
その一方、『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』の記者ヘイキ・クルタは、2011年もライコネンはラリーを続ける可能性が最も高いとしている。
「数多くのうわさがある。キミがNASCARへ行く可能性もあるという話まで聞いた。そんなこととはあり得ないがね」とロバートソンは続ける。
もしマーク・ウェバーかセバスチャン・ベッテル(ともにレッドブル)が2010年のタイトルを獲得し、ライコネンがF1へ復帰した場合、2011年には6人ものチャンピオン経験者がタイトルへ向けた戦いを繰り広げる可能性もある。