キミ・ライコネンの批判に反論するルノー

2010年10月08日(金)
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キミ・ライコネンから、マーケティングに名前を利用されたとの批判を受けたルノーが、ライコネンの発言に反論した。

ルノーのチーム首脳が、ライコネンから契約に関するアプローチがあったことを明かすと、ライコネンがF1へ復帰する可能性があるとして大きな話題になった。その後もルノーのチーム代表エリック・ブーリエやチーム会長ジェラルド・ロペスが、たびたびライコネン加入を示唆する発言を行ったことで、ライコネン加入説が加熱した。

ブーリエは、現在所属しているビタリー・ペトロフが持ち込むスポンサーの魅力について認めつつも、ライコネンに十分なモチベーションがあるのなら、ライコネンと契約する可能性もあると語っていた。

これに対しライコネンは、ルノー側が「僕の名前をマーケティングに利用した」と不快感を示し、ルノー加入を真剣に考えたことはないとコメントした。

しかし、ブーリエはこういったライコネンの発言に反論。『Autosport(オートスポーツ)』が次のようなブーリエのコメントを掲載した。

「彼がプレスへ語ったように、われわれがキミのイメージにあやかったことなどない」

「スパ(ベルギーGP)の後、彼のマネジャーが接触してきた。彼らは交渉を始めたがったが、そのときわれわれは“待ってくれ。あなた方が接触してきたことはうれしいが、ビタリー(ペトロフ/現ドライバー)の能力評価を終わらせる必要がある。結論が出たら、こちらから連絡する”と伝えた。それ以上でも、以下でもない」

「それ以上、こちらから彼らに連絡したことはない。まだビタリーの評価を終えておらず、あれ以上話すこともなかったからだ。私はメディアを利用したことなどない。キミがわれわれに関心を持ち、われわれのことを追いかけているとメディアへ語ったところで、何も利益はないだろう。なぜそんなことをする必要がある?」

「最終的にはメディアでの関心が高まり、先週はわれわれの接触のことばかりが報じられていた。他に報じることがなかったためだと思うが、メディアで大々的に報じられキミは腹を立てたんだろう」

「私は常に、自分の発言には責任を持ってきたし、公の場では、フェアで礼儀正しくしていた。確かに、接触があったときは喜んでいたが、私はそれ以上何も言っていなかった。今では私にとっても、彼にとっても明確になったと思う。これでこの話も終わりだ」

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