シトロエンは、キミ・ライコネンが来年もWRC(世界ラリー選手権)に参戦するのか決断するのを待っている。
2007年のF1チャンピオンであるライコネンだが、2009年限りでF1を離れ、2010年はWRCに参戦している。しかし、2011年にはルノーに加入し、F1に復帰することをライコネンが検討していると報じられていた。その一方で、少なくともあと1年はWRCに参戦するとの意見もある。
そんな中、ライコネンが現在所属するシトロエン・ジュニアチームのブノワ・ノジェ(チームマネジャー)は、ライコネンがチームに残留する可能性はまだあるとして、フランスのラジオ局『RMC』へこう語った。
「現段階では、キミから来年のことについて何も約束されていない」
「今のところ、彼は自分がしてきたことを評価しており、続ける意志を示している」
「彼の運命を決めるのは彼自身なので、来年もわれわれと一緒に戦うか決断するのは彼だ。彼がわれわれと戦い続けることを選んでくれれば、私も非常にうれしいがね」
ノジェはさらに、決断を急ぐようライコネンに迫っていないことも明かした。
「まだそんな時期ではないので、期限については話していない。時がたてば、いずれ決断を下すときがくる」