F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)が、F1ドライバーの公道での交通違反について対策を強化する姿勢を打ち出した。
ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がオーストラリアGPの際、公道での暴走行為で逮捕、起訴されたことを受け、FIA会長ジャン・トッドは、今後F1ドライバーが交通違反を犯せば、ペナルティーを科す可能性もあるとして、フランスの新聞へこう語っていた。
「何かをするべきなのか、どのように実行するべきなのか検討している」
ジュネーブで行われた世界モータースポーツ評議会の会議後、この問題への対策の第一歩が明らかになった。
「(FIAのイベントに参加する)競技者は、このスポーツの大使として行動し、公道における自身の振る舞いが模範的でなければならないことを認識し、交通安全ルールを尊重しなければならない」とFIAの声明には書かれている。
またFIAは、「全体的な目的、特に交通安全への貢献」をさらに大きくするため、国際スポーティング・コードを変更する可能性もあると加えた。