F1チーム首脳陣にもライセンス制を導入へ

2010年09月09日(木)
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世界モータースポーツ評議会(WMSC)が8日(水)、F1などのチーム首脳陣へライセンス保持を義務付ける方針を明らかにした。

これは、ルノーの元チーム首脳がドライバーに対し、故意にクラッシュすることを指示したクラッシュゲート事件が発端になっている。この事件の際、統括団体FIA(国際自動車連盟)は当初、事件の当事者に対して厳しい処罰を科した。

しかし、F1のチームスタッフを対象にしたライセンスなどが存在していないため、FIAにはチームスタッフを厳しく処罰する権利がないと法廷に判断されていた。

これを受けてWMSCは、チーム首脳陣を対象にしたライセンスの新設をFIA総会へ提言すると発表した。

声明によると、対象になるシリーズは、F1を含めた世界選手権シリーズであり、チーム代表、スポーティングディレクター、チームマネジャー、テクニカルディレクター、2名のレースエンジニア(もしくは同様の役職)がライセンスの取得を義務付けられる。

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