マクラーレンが23日(水)、レッドブルのようなエキゾーストのレイアウトをイギリスGPで導入すると認めた。
低い位置にエキゾーストを設置し、より効率的にダブルディフューザーへ空気を送り込むこのレイアウトについては、他にも多くのチームが採用に向けて作業を進めている。このシステムによって、1周でコンマ5秒速くなるとも言われる。
「シルバーストン(イギリスGP)前の空力テストで試す。プラクティスでも作業を進め、日曜のレースで使えることを願っている」とマクラーレンのエンジニアリングディレクターであるパディ・ロウが、電話会見で語っていた。
ロウは、エンジンからの高熱のガスに耐えうるサスペンションやボディーワークにすることが最大の課題だと認め、フェラーリがヨーロッパGPからこのシステムを投入することを悔しがっていた。
フェラーリがコンマ5秒速くなる可能性もあることについて、ロウは次のようにコメントした。
「それが懸念材料だ」
「彼らがどれくらいうまくやってくるのか見る必要がある。他のチームがわれわれよりも少し早く導入するのは残念だが、それが現状だ」