レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーが、日本GPでジェンソン・バトンを「いけにえの子羊」にしたとして、所属チームのマクラーレンを非難した。
バトンは日本GPの決勝を、ハード側のタイヤでスタートすることを選択し、ライバルに比べると非常に長い第1スティントを走っていた。
このバトンの作戦についてホーナーは、ピットストップを終えたレッドブル勢の前に出たバトンがレッドブル勢をおさえ、バトンのチームメートであるルイス・ハミルトンのチャンスを大きくするためだったのではないかと語った。
「だが、ハミルトンにトラブルが起きたので、彼らはジェンソンの戦略を変えたようだ。彼がいけにえの小羊のようにも見えた。実際のところは分からないがね」
「とにかく奇妙だった」とのホーナーのコメントを『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』が報じた。
これに対しマクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、バトンにライバルを「ブロック」させる可能性があったことを認めつつ、次のように述べた。
「もし彼をもう少し長くコース上にとどめていれば・・・だが、それはわれわれのやり方ではない。ほかのチームはやるかもしれないが、そんなものは、われわれのレースではない」