ザウバー、トラブル続きのフェラーリエンジンを批判せず

2010年04月20日(火)
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中国GPでもエンジンのトラブルに見舞われたザウバーだが、エンジンを供給するフェラーリを非難するような声は出てきていない。

開幕戦バーレーンGPでフェラーリの2台がオーバーヒートのため決勝前にエンジンを交換。マレーシアGPではフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)とザウバーの2台がエンジンのトラブルによりリタイア。

そして中国GPのフリー走行でアロンソのエンジンがブロー、決勝ではペドロ・デ・ラ・ロサ(ザウバー)のエンジンが故障するなど、フェラーリエンジンにはトラブルが続いている。

中国GPが大混乱のレースになり、走り続けていれば好成績を残していた可能性もあるため、開幕から不調が続くザウバーにとっては特につらいトラブルとなった。

フェラーリはレース後のリリースの中で、ザウバーのトラブルについては書いておらず、デ・ラ・ロサは「原因を分析する必要がある」と語っている。

ザウバーに加入したばかりのテクニカルディレクター、ジェームス・キーもこう話した。

「エンジンに関することだが、エンジン特有の問題なのか、シャシーに関する問題なのか分からない」

ザウバーの2010年型車C29は競争力を発揮できていないが、キーはC29の第一印象が良くないことを認めている。

「とてもよく造られているクルマだが、まだ作業すべき部分はある」とキーはコメントした。

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