メルセデスGP、今後もFダクトの改良を進める

2010年04月20日(火)
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中国GPでメルセデスGPが使用していたFダクトシステムは、「Fダクト・ライト」と言えるような独特なものだったが、これをさらに発展させたものがスペインGPに登場するとも言われている。

中国でメルセデスGPが使用していたシステムは、他チームのようにエンジンカバーの中に空気を通すようなシステムではなく、2枚のウイングで構成されているリアウイングの、下側のウイングに開けられた穴から空気を取り入れ、上側のウイングにあるすき間から空気を放出しているとみられる。

中国では、メルセデスGPのドライバーが空気の取り入れを調節しているような様子は確認できなかったが、メルセデスGPのチーム代表ロス・ブラウンはトルコGPで調整できるようなシステムになる可能性があると語った。

ブラウンが『Auto Bild Motorsport(アウト・ビルド・モートアシュポルト)』へ語ったところによると、中国バージョンのものでコンマ1秒の短縮になったようで、完全版のシステムではコンマ数秒の短縮が見込まれているという。

また、フェラーリがテストしていたFダクトもまだ完全版ではないようで、ドライバーのフェルナンド・アロンソは完全版のシステムが導入されるのは今後のグランプリになると語っていた。

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