メルセデス、シューマッハ現役続行断念の可能性を否定

2010年04月09日(金)
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メルセデス・ベンツのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグは、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が現役続行を断念する可能性があるとの憶測を否定した。

シューマッハは3年間の引退生活から現役に復帰したが、メルセデスGPとは3年契約を結んでいる。

しかしシューマッハはこれまでの3戦で、チームメートであるニコ・ロズベルグのペースにかなわず、ドライバーズ選手権でもロズベルグに26ポイント差をつけられ、予選の最高位は7位、決勝でも6位が最高という結果に終わっている。

シューマッハは3年契約を完了する前に再び引退するのではないかとの憶測について、ハウグは『Bild(ビルト)』紙へこう語った。

「正反対だよ」

「ミハエルのモチベーションは高く、彼は今回の現役復帰を長期的なものにしたがっているし、長期的な成功を求めている」

また、シューマッハ自身が保持している91勝の最多勝記録をさらに更新できると思うか質問されると、ハウグは次のように答えている。

「そう思う。それを達成できるクルマになれば、すぐにミハエルは勝てる」

「これまで彼がいい成績を残せていないのは、彼の責任ではない」

「真のファンはきちんと分かっているし、これまでに何が起きていたのか、なぜポイント差がついているのか理解している」

このように語ったハウグだが、先週のマレーシアGPでフロントローからスタートし、チーム初の表彰台を獲得するなど、見事な活躍を見せているロズベルグの働きを称賛した。

「開幕からの3戦で彼は、考え得る最高な働きをした」

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