ザウバー、ウィリー・ランプに「申し訳なく思う」

2010年04月07日(水)
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ザウバーのチーム代表ペーター・ザウバーは、テクニカルディレクターとしてチームに長年在籍したウィリー・ランプにとって最後のレースになったマレーシアGPが「完全な失敗」になったことを申し訳なく思うと語った。

シーズン前のテストでは速さを見せていたザウバーだが、開幕してからの3戦ではペース不足に苦しんでいる。

ザウバーでは4月1日(木)から、かつてはフォース・インディアで技術部門を率いていたジェームス・キーがテクニカルディレクターになっており、マレーシアGPはランプにとって最後のレースになっていた。

しかしそのマレーシアGPで、ペドロ・デ・ラ・ロサはフォーメーションラップでエンジンが故障。小林可夢偉も9周目にエンジントラブルのためリタイアしている。

「ウィリー・ランプには本当に申し訳なく思っている。15年近く、彼は技術部門の責任者として忠誠を尽くしてくれたが、その彼が最後のレースで、あのような完全な失敗に耐えることになってしまった」

「最後の日まで、彼はチームのために戦っていた。たとえ何もできないにしても、この失敗で彼がどれほど苦しんでいたのか私には分かる」とザウバーは『Blick(ブリック)』紙へ語った。

ザウバーにエンジンを供給するフェラーリがトラブルの詳細な原因について調査しているが、ザウバーはレース後、ニューマチック・システムのトラブルだったと発表していた。

マレーシアGPではフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)のエンジンもトラブルに見舞われていたが、アロンソのトラブルとザウバー勢のトラブルは無関係であることがすでに分かっている。

新規チームを除くと、ザウバーのみがまだ今シーズンはポイントを獲得できていない。

「確かに、これはわれわれにとって過去最悪なポジションだ」

「簡単にはいかないと思っていたが、これほど厳しくなるとは思っていなかった」とザウバーは加えている。

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