ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)のスポークスウーマンであるザビーネ・ケームが6日(火)、F1ドライバーによって組織されているGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)にシューマッハが復帰したことを認めた。
シューマッハのマネジメント業務も行っているケームは先月、過去にGPDAで中心的な役割を行っていたシューマッハは、F1の新しい世代がバトンを引き継ぐことを希望しているとして、こう語っていた。
「彼はこの役目を引き継いだ他のドライバーたちが続けていくことを望んでいます」
しかし、GPDAの前会長ペドロ・デ・ラ・ロサ(ザウバー)は、シューマッハが2006年モナコGPの予選中コース上にクルマを止めたことに抗議してGPDAを脱退したことがあり、シューマッハとデ・ラ・ロサの不仲が未加入の原因だともうわさされていた。
しかし、デ・ラ・ロサはオーストラリアGPの際にGPDA会長を辞任し、メルセデスGPのリザーブドライバーであるニック・ハイドフェルドが新会長になっている。
また、これまで役員を務めていたマーク・ウェバー(レッドブル)とフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)も辞任し、シューマッハと同じくドイツ出身で友人でもあるセバスチャン・ベッテル(レッドブル)と、元チームメートのフェリペ・マッサ(フェラーリ)が役員に就任した。
シューマッハがGPDAに再加入したことで、現在のグリッド上でGPDAに加入していないのはエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)のみだとみられている。