以前にうわさされていたものとは異なり、ザウバーは大規模なスポンサーなしで2010年シーズンの開幕を迎えるようだ。
ザウバーが大規模な支援者との交渉に成功し、バーレーンで発表される可能性もあるとうわさされていたが、チーム代表のペーター・ザウバーは、チームの新車C29のエンジンカバーは余白が多いままになっていると明かした。
「BMWの撤退、そしてチームの引き継ぎがあり、パートナーや大きなスポンサーを探すには時間が少なすぎた」
「12月にようやくエントリーを認められたので、(支援者との)具体的な交渉は非常に遅い段階にならないと始められなかった」
「しかし、2010年シーズンについては保証されている。スポンサーが多くなれば、クルマの開発への投資も多くなるがね」とザウバーは『20 Minuten(20ミヌーテン)』へ語った。
またザウバーは、ドライバーであるペドロ・デ・ラ・ロサや小林可夢偉は、スポンサーを持ち込んでシートを獲得したわけではないとしている。
「2人とも資金は持ち込んでいない。私は、彼らの実績によって起用を決めた」とザウバーはコメント。
しかし、デ・ラ・ロサの母国スペインや可夢偉の母国である日本からの支援をチームが得られると思うか質問されると、ザウバーはこう答えた。
「そう願っている。世界的な金融危機の影響はあるが、スペインと日本の市場には期待できる」