ホセ・マリア・ロペス、F1にはたどり着けず

2010年03月05日(金)
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ヒスパニア・レーシングが4日(木)にチーム発表を行ったことで、ホセ・マリア・“ペチート”・ロペスのF1進出は夢に終わったとみられている。

ロペスはUSF1と2010年の契約を結び、F1デビューを果たすことになっていたが、USF1がF1参戦を断念したため、USF1との契約を解除していた。

その後ロペスのマネジメントは、カンポスへリザーブドライバーとして加入する交渉を行っていたものの、ヒスパニア・レーシングに生まれ変わった同チームは4日、チーム発表を行い、その場にロペスの姿はなかった。

「ペチートがF1に残るすべての可能性がなくなった」ロペスのマネジャーであるフェリペ・マクゴーは『Telam(テラム)』通信へこう語った。

USF1はロペスが事前に支払っていた合計83万ドル(約7,400万円)の返金を拒否したとみられているが、ヒスパニア・レーシングはロペス側がオファーした資金面の条件を受け入れなかったとも報じられている。

さらには、ロペスがバーレーンGPから走ることを期待していたスポンサーが、実際に走行することのないリザーブドライバーとして役割に興味を示さなかったとの見方もある。

ロペスの父は「このナンセンスな状態を続けることはもうない。もう疲れたよ。昨日の午後、私はあきらめた。息子を苦しめ続けているので、この話は終わらせる必要がある」と語った。

厳密にはUSF1が返金しないのは契約違反ではないが、ロペス側は返金を求めてUSF1に対する訴訟を起こすとみられている。

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