USF1のドライバーとして発表されているホセ・マリア・ロペスだが、カンポスのリザーブドライバーになることを目指しているようだ。
ロペスはすでにUSF1のドライバーとして発表されていたが、USF1の参戦は絶望的な状況になっており、2010年の参戦は不可能であることをF1統括団体のFIA(国際自動車連盟)へ伝えたとも言われている。
その一方で、カンポスも参戦の危機が伝えられていたものの、チーム会長のホセ・ラモン・カラバンテがチームを引き継いで救済に乗り出した。
カンポスは近日中にイスパニア・レーシングという新チーム名とともに、カルン・チャンドックとブルーノ・セナがドライバーになることを発表するとみられている。
ロペスの関係者ビクトール・ロッソは、ロペスのマネジャーであるフェリペ・マクゴーがUSF1との契約解除に取り組んでいるとして、次のように語った。
「彼がカンポスのリザーブドライバーになるチャンスは大きい」
また、ロペスの父は『Ultima Vuelta(ウルティマ・ブエルタ)』へ、マクゴーがすでにUSF1との契約解除に成功したと語っており、次のように加えた。
「難しい状況だったが、今は自由になった」
「ホセ・マリアがアメリカのチーム(USF1)との契約に縛られないよう、解決策を見いだす必要があった」
マクゴーも、ロペス側がカラバンテと「良好な関係を」築いているとしてこう語った。
「ロペスが解放されたことをすでに伝えてあり、彼らはすべてを把握している。ヨーロッパでどんな決断が下されるか待っている状態だ」
「ホセ・マリアがF1に残れる方法を探している。リザーブドライバーも含めてのことだ」
マクゴーはさらに、ロペスがグランプリ金曜日の午前中のフリー走行に出走する可能性もあると加えた。
そしてマクゴーは、USF1のチーム代表ケン・アンダーソンのことを特に非難している。
「すべて彼らの責任なので、ケン・アンダーソンとピーター・ウィンザー(スポーティングディレクター)が数日以内にアルゼンチン(ロペスの母国)へ行き、何が起きたのか事情をすべて説明するだろう」
「最も罪が大きいのはケン・アンダーソンだ。彼らはFIA、FOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)、FOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)、そしてコンコルド協定を裏切った」
「今回F1で起きたことに比べれば、アルゼンチンでのスキャンダルもちっぽけなものだ」