F1を統括するFIA(国際自動車連盟)の技術責任者チャーリー・ホワイティングが5日(金)、マクラーレンの2010年型リアウイングのデザインを調査するようだ。
レッドブルのクリスチャン・ホーナー(チーム代表)が先日、マクラーレンのリアウイングには空気を通すためのすき間があり、これによってストレートラインでのスピードが向上していると語っていた。
そのため、マクラーレンのリアウイングのデザインが違法なのではないかとの意見も出ている。
ホーナーは、フェラーリもマクラーレンのリアウイングについて懸念を抱いているとしていた。
そんな中『Daily Mail(デイリー・メール)』は、F1のレースディレクターも務めているホワイティングが、5日にマクラーレン本拠地を訪れると報じた。
「確かにウイングは他とは異なっているし、革新的なものだ」とマクラーレンのマーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)は『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』紙へ語り、さらに続けた。
「だがわれわれはこの数ヶ月、チャーリーと連絡を取り合い、これがレギュレーションに合致しているのか確認していた。これが合法だと確信している」
マクラーレンのスポークスマンは『Times(タイムズ)』へ、「今回(問題が)持ち上がった唯一の理由は、これが大きいために、クルマの上部で目立っており目につきやすく、それにみんなが興奮しているためだ」と語っている。
また『Telegraph(テレグラフ)』は、フェラーリがホワイティングによるルールの明確化「以上のことを意図していないと認めた」とも報じている。
FIAのスポークスマンも、「それ(ウイング)について懸念はしていないが、チーム側からクルマを確認するよう招待されたので、チャーリーが見に行く」とコメントした。