ロズベルグ、シューマッハ加入を知らずに契約していた

2010年01月18日（月）

ニコ・ロズベルグ（メルセデスGP）は、チームにミハエル・シューマッハが加わると知る前に2010年に移籍する契約を結んだと明かした。

「他にも何チームかと連絡を取り合っていたんだ。ロス・ブラウン（メルセデスGP／チーム代表）とは、かなり前、2009年の夏から（交渉を）始めた」

「そのときチームはまだ、ブラウンGPだったんだよ。メルセデスがチームに加わると期待しながら契約したし、ガッカリなんかしていなかった」とロズベルグは『La Tribune（トリビューヌ）』紙に語った。

これまで所属していたウィリアムズとメルセデスGPの違いについて質問されると、ロズベルグはこう答えている。

「どちらのチームにも共通することは多いよ」

「いくつかの分野で、メルセデスGPの方が少しだけ上にいるだけだね。（ウィリアムズよりも）限界まで攻めているんだよ」

チームとメルセデスが提携する可能性は知っていたと語るロズベルグだが、シューマッハの加入が濃厚になったと知ったときには驚いたと認めている。

「交渉しているのは知っていたけど、実現すると知ったのは正式発表の直前だった。信じられなかったし、実際に契約されるまで、確信が持てなかったよ！」

数々の記録を打ち立てたシューマッハが復帰することについては、関係者の間でも賛否両論になっているが、ロズベルグは復帰を歓迎しているようだ。

「ドライビングが彼の情熱なんだよ。彼は情熱のために復帰したんだ。他のことなんてどうでもいいんじゃないかな？　彼はやりたいことをやっている。人生で一番大切なのは、楽しむことだよ」

ロズベルグは最近、シューマッハのライバルであったミカ・ハッキネンのファンだったと語っていた。

しかし、F1史上最高のドライバーは誰か質問されると、ロズベルグは次のように答えた。

「シューマッハがナンバー1だね。アイルトン・セナやファンジオ（ファン・マヌエル・ファンジオ）という答えもあるかな」

「この3人の中で僕が好きなのはセナだよ。僕はミカ・ハッキネンのことをよく話すけど、彼が史上最高ってわけじゃないよ。ただとても好きなドライバーなんだ」

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