ジェンソン・バトン(マクラーレン)がチームメートのルイス・ハミルトンに「打ち負かされる」ことはない。ヤルノ・トゥルーリ(ロータス)が語っている。
2009年のチャンピオンに輝いたバトンは今年、マクラーレンへ移籍したが、多くの関係者がハミルトンのためのチームとも言えるマクラーレンでバトンは苦戦すると予想している。
しかしトゥルーリは、『BBC』へ次のように語った。
「彼がルイスに打ち負かされるという記事をたくさん読んだけど、結局のところ、答えはコース上で出るんだよ」
「ジェンソンはチャンピオンにふさわしいし、マクラーレンでは素晴らしい戦いになるだろうね」
フェラーリのメディアイベントでは、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)もブラウンGPからマクラーレンへ移籍するというバトンの決断について質問を受けていた。
「ジェンソンは新しい挑戦を求めたんだよ。ブラウンGPでの新しい契約には満足しなくて、とても競争力の高いチームへ移ったんだ」
「間違いなく彼は満足しているだろうし、決して間違いなんかじゃない」アロンソはこう答えていた。
またトゥルーリは、フェラーリのランアップについても語っており、アロンソとフェリペ・マッサというラテン系の組み合わせが、激しい戦いにつながる可能性もあると指摘した。
2007年のニュルブルクリンク(ヨーロッパGP)で、アロンソとマッサはテレビカメラの前で激しく言い争っていたが、アロンソのチームメートだったトゥルーリは、アロンソはマッサとうまく協力できるとも語っている。
「フェルナンドは、パドックの中で一番付き合いやすい人というわけじゃないけど、いいドライバーだからいい仕事をするはずだよ」とトゥルーリは加えた。