もし一連のコメントが本心であれば、ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)はチームメートとなるミハエル・シューマッハに勝とうとしているようだ。
シューマッハの現役復帰が発表された直後、エディー・アーバインやルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)がフェラーリで演じていたような、シューマッハのナンバー2になるつもりはないとロズベルグは語っていた。
「メルセデスに上下関係なんてない。2人のドライバーが常に対等だった」とのロズベルグのコメントが12月15日(月)の『Bild(ビルト)』紙に掲載されていた。
また、その数週間前のアブダビGPでロズベルグは、F1でのオーバーテイクを「危険な問題」にした張本人はシューマッハであるとも語っている。
シューマッハの復帰が発表された当日には、『Stuttgarter Zeitung(シュトゥットガルター・ツァイトゥン)』紙にロズベルグは、シューマッハが速さを取り戻すのに苦労するとして、次のように語っていた。
「彼にとっては簡単なことじゃないよ。F1から長い間離れていたら、いろいろなテストになれるのに時間がかかる。単純なものではないからね」
そしてロズベルグは、子どものとき、シューマッハファンではなかったことも告白した。
「正直に言うと、僕はミカ・ハッキネンのファンだったんだ」
「彼がミハエルに勝ったときはうれしかった。家族ぐるみでの友人だったからね」と『Auto Bild Motorsport(アウト・ビルド・モートアシュポルト)』誌にロズベルグは語った。
ロズベルグの父ケケ・ロズベルグは、1982年のチャンピオンであり、ハッキネンのマネジメントも担当していた。