ジャック・ビルヌーブは、今でも2010年のF1復帰をあきらめていないようだ。
1997年のチャンピオンであるビルヌーブは、ロータスへの加入がうわさされていたが、最終的にロータスが契約を結んだのはヤルノ・トゥルーリとヘイキ・コバライネンだった。
11月下旬にビルヌーブがイギリスにあるロータスの本部を訪れていたのは、F1に関連したことだと報じられていたが、ビルヌーブ本人は『auto123.com』へこう語った。
「友だちのジーノ(ロサート)に会いに行きたかったんだよ。彼は今ロータスで働いているんだ。市販車を売っているロータスの方だけどね」
「F1の新チームとは何の関係もないよ」
2010年の空席が残っているチームは、ザウバー、ルノー、トロ・ロッソ、カンポス、そしてUSF1である。
「まあ、今のところ話せることはない」
「でも、今シーズンにF1へ復帰するため、まだ全力を尽くしている最中だよ。信じられないくらい全力で取り組んでいる。でも今のところ、何も発表はない」とビルヌーブは加えた。
ビルヌーブがメルボルンからこのコメントを残しているため、オーストラリアのV8スーパーカーに参戦する契約を結ぼうとしていることも考えられる。
だが報道によればビルヌーブは、F1シートを見つけること以外に「1秒たりとも時間は費やしていない」とのことである。