レッドブルの関係者が、2011年にレッドブルからキミ・ライコネンがF1に復帰するというアイデアを「興味深い」と認めた。
こう認めたのは、エナジードリンクメーカーであるレッドブルのモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコだ。
フェルナンド・アロンソの今季フェラーリ移籍を実現させるため、ライコネンはフェラーリとの契約を1年早く解除し、マクラーレンからのオファーを断り、今年はWRC(世界ラリー選手権)へ転向している。
今年のライコネンはシトロエンのワークスチームに所属するが、このチームの主要スポンサーにはレッドブルの名もある。
また、マーク・ウェバー(レッドブル)の契約が2010年で切れることから、2011年からはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)とライコネンがレッドブルドライバーになるともうわさされている。
「彼(ライコネン)にはレッドブルとの契約がある。この先どうなるのか、楽しみに見ていようじゃないか」
「レッドブル・ファミリーは巨大なので、いろいろな選択肢がある。彼がラリーでどのように戦い、何を望むのか確認する必要がある」
「だが、少なくとも興味深いアイデアではある」とのマルコのコメントをオランダの『formule1.nl』が掲載している。
WRCへの転向を決めて以来、ライコネンは後悔していないと語っており、ラリーでの挑戦や多様性、陰湿な政治がないことやライバルとの友情を楽しんでいると述べてきた。
『The Independent(インディペンデント)』紙から、F1を懐かしく思っているか質問されると、ライコネンはこう肩をすくめた。
「僕にとっては、どうでもいいことだよ」
「じっくりと情報も追いかけていない。あなたと同じように、新聞で読むくらいだよ」