2010年のルノーでロバート・クビサのチームメートになるのは、フランス人ではない可能性が高い。新チーム代表のエリック・ブーリエが認めた。
投資会社ジェニイ・キャピタルが大部分のチーム株式を取得し、まだ36歳であるブーリエは新チーム代表に就任した。
しかしブーリエはラジオ局『RMC』に対し、自身の母国でもあるフランスのドライバーは、ドライバーの候補リストで上位にはいないと語っている。
このブーリエの発言によって、2009年シーズン中にルノーからデビューしていたスイス生まれのフランス人ドライバー、ロメ・グロジャンが残留する望みは絶望的になったと言える。
ブーリエによると、10人いたドライバー候補が現在では、5人にまで絞られているようだ。
「いくつかの可能性があり、その中にはフランス人(の起用)というものもある。だが今のところ、その可能性は最も低いものだと言えるだろう」とブーリエは語った。
ブーリエは、スポーツ・マネジメント企業グラビティの責任者でもあるが、タン・ホー・ピンやジェローム・ダンブロシオなど「グラビティのドライバー」がクビサのチームメートになる可能性もあると語っていた。
さらにブーリエは『RMC』に「進展はしているが、(ドライバーの)名前を発表できるようになるのは、まだ先のことだ」と加えている。