最近に亡くなったドニントン・パークのオーナーの息子が、同サーキットを再生し、運営していくと誓った。
ドニントンでは、サイモン・ジレット率いる運営会社がリース権を獲得し、2010年のイギリスGP開催も決定した。しかし資金を集めることができずにグランプリ開催は失敗。サーキットは現在、改修工事が中断している状態で、使用できなくなっている。
サーキットの運営はオーナーであるウィートクロフト家に戻されている。オーナーであったトム・ウィートクロフトは、10月に亡くなっていた。
「ドニントン・パークを通常の状態に戻すため、できることはすべてやっていると断言できる」トム・ウィートクロフトの息子、ケビン・ウィートクロフトはこのように『Derby Telegraph(ダービー・テレグラフ)』紙へ語った。
ウィートクロフトは、博物館やカフェ、レース・コントロール・オフィスなど、いくつかの施設は営業を再開していることも強調していた。
ウィートクロフトによると、中断しているF1に向けた再開発のために掘り起こされたトラックを修復するには、60万ポンド(約8,870万円)かかるという。
サーキットを運営するため、新たなリース先をウィートクロフト家が探していることを明かしながら、ウィートクロフトはこう続けた。
「われわれは、再び運営可能な状態にしたいと思っている。できるだけ早く再生し、運営できるようになることを願っている」
「われわれにとっては大きすぎる事業なので、これを前進させられる人物を見つけたい。興味を持っている人は多く、この12日間だけでも12人のリース先候補を見つけた」