パリの大審裁判所は5日(火)、モータースポーツからの追放処分撤回を求めたフラビオ・ブリアトーレ(元ルノー/マネジングディレクター)とパット・シモンズ(元ルノー/エンジニアリング責任者)の訴えの判決を下す。
故意にクラッシュすることを指示したとしてFIA(国際自動車連盟)は、ブリアトーレに無期限、シモンズには5年間の追放処分を言い渡していた。
しかしブリアトーレはこの追放処分の撤回と100万ユーロ(約1億3,000万円)の損害賠償を求め、11月には大審裁判所で聴聞会が行われており、シモンズもブリアトーレの訴えを支持している。
フェラーリのステファノ・ドメニカリ(チーム代表)は先日、実際に故意にクラッシュしたとされるネルソン・ピケJr.について『La Stampa(ラ・スタンパ)』紙へ、「あんなことをしたのだから、(F1への)復帰が認められるべきではない」と語っていた。
またドメニカリは、ブリアトーレがF1のパドックから復帰を歓迎されることはないだろうとも語っている。
「温め直したスープが好きなものなどいない。彼は違うチャンスを見つけるべきだろう」とドメニカリは加えた。