ブラジルのインテルラゴスで28日(日)、FIA GT1世界選手権第9戦が行われ、エンリケ・ベルノルディ/アレクサンドレ・ネグラオ組のマセラティMC12が優勝した。
前日に行われた予選レースでは、予選3番手だったトマス・エンゲ/ダレン・ターナー組がトップでチェッカーを受け、ポールからスタートしていたベルノルディ/ネグラオ組は、4番手になっていた。
そして迎えた決勝レース、エンゲ/ターナー組がしばらくトップの座を守っていたが、レース終盤にネグラオがターナーを抜いてトップに立つと、そのまま現地ブラジル出身のベルノルディ/ネグラオ組が逃げ切って優勝。2位にはエンゲ/ターナー組が入り、3位はマルク・ヘンネリッチ/アレキサンダー・マルガリティス組のコルベットだった。
GT-R勢のトップは、ミハエル・クルム/ピーター・ダンブレック組の6位。荒聖治/マックス・ニルソン組は16位だった。
ドライバーズ選手権では、エンゲ/ターナー組がトップのアンドレア・ベルトリーニ/ミハエル・バルテルス組とのポイント差を縮め、チャンピオン決定は最終戦アルゼンチンに持ち越しとなった。チーム部門でもビタフォン・レーシングがトップの座を守っている。