ビタリー・ペトロフ(ルノー)は、自身のFacebookページでフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)のファンから非難があったことを認めた。
「僕がアロンソをブロックしたと言っており、多くの人たちは僕をののしった」とペトロフは明かした。
ポイントランキングでトップに立っていたアロンソは最終戦で、ペトロフを追い越すことができず、2010年のタイトルを手にすることができなかった。
決勝後、アロンソは怒りをあらわにして、ペトロフに対して指を立てた。またペトロフは現在、多くのアロンソファンから侮辱的な非難があったとドイツの『Bild(ビルト)』紙に語った。
しかし、ペトロフは次にように主張している。「それは、ばかげているよ。間違ったことをしていない。僕は39周、彼(アロンソ)の前を走っていた。しかし、セバスチャン(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)のタイトル獲得を手助けしているとは、誰も無線で言わなかった」
「たとえ、アロンソが僕を追い抜いたとしても、ロズベルグ(ニコ・ロズベルグ/メルセデスGP)を抜かなければならなかった。僕は、僕自身のレースをしただけだ。そして、フェラーリは戦略でミスをした」とペトロフは付け加えた。さらに、アロンソがレース後にした態度は「失礼なことだ」として非難した。
アロンソがペトロフを追い越せなかったため、ベッテルはアロンソよりも大幅に多いポイントを獲得。ベッテルがチャンピオンに輝いた。
ペトロフはベッテルについて「彼は、チャンピオンに値するよ」と語った。「新聞はタイトル獲得が奇跡であると書いていた。しかし、彼はハードに働いていたんだ」
『Bild(ビルト)』紙は、ペトロフがアロンソを抑えきり、新チャンピオンに輝いたベッテルから個人的にお礼があったのかどうか尋ねた。
「彼は僕の電話番号を持っていないよ。でも、彼のウェブサイトで、彼は僕に感謝しているというコメントを書いていたんだ。それを見たよ」とペトロフは答えた。