今季限りでのウィリアムズ離脱が決定しているニコ・ヒュルケンベルグだが、来季はフォース・インディアへの加入を狙っているようだ。
ウィリアムズは15日(月)、来季はヒュルケンベルグと契約しないことを正式に発表したが、ヒュルケンベルグのマネジャーであるウィリー・ウェバーは、「ほかのチームと交渉をしている。ニコは2011年にもF1のシートにおさまる」と語っていた。
ウェバーはさらに、「1、2週間」でさらなる情報を明かせるとしながら、『SID通信』へ次のように加えた。
「彼はF1にとどまるべきだ。ベッテル(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)やロズベルグ(ニコ・ロズベルグ/メルセデス)に続く、ドイツ期待の星だからな」
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、ヒュルケンベルグの移籍先として、最も可能性が高いのはフォース・インディアだと伝えた。
同誌はその理由として、フォース・インディアの現ドライバーの1人エイドリアン・スーティルは、他チームへの移籍を検討していること。そして、チームメートのビタントニオ・リウッツィは、2011年の契約を結んでいるものの、放出されるとのうわさが根強いことを挙げている。
ヒュルケンベルグは「スーティルよりも、はるかに少ない報酬で済むが、持ち込むスポンサー資金もはるかに少ない」と『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は伝えた。
また、ルノーのシートが空席になるとのうわさもある。今年ルノーでデビューしたビタリー・ペトロフは、チーム首脳に残留を決断させるだけのパフォーマンスを見せられなかったとされており、今季限りで放出される可能性があるとも言われている。