先日にF1韓国GPを開催した韓国インターナショナル・サーキット(KIC)で開催予定だったF3スーパープリが、「不可抗力」によって中止になった。
F1開催の直前に統括団体FIA(国際自動車連盟)が行ったコース査察では合格になっていたKICだが、現地の調査官は可動式のスタンドが危険だと判断した。
レースのオーガナイザーであるバリー・ブランドは、声明の中で「(プロモーターの)KAVOは不可抗力のためキャンセルせざるを得なかった」と語っている。
ブランドはキャンセルの理由について、「サーキットの法的な問題」だと話した。また、KAVOのスポークスマンは『AFP通信』に対し、「調査官の許可が遅れたため」キャンセルになったと明かしている。
来年のF1韓国GPは10月16日に予定されているが、今回のキャンセルが来年のF1やF3の開催に影響を与えることはないとスポークスマンは語った。
「完ぺきな可動スタンドを作るため、全力を尽くす」
「経験のなさを考えれば、初のF1レースは満足できる形で開催できたと思っている。だが、来年のF3レースに向けては、完ぺきな準備をする必要がある」