現在ランキングの首位に立ち、F1の王座獲得に最も近い位置にいるマーク・ウェバー(レッドブル)だが、チャンピオン争いの結果を予想しようとしていない。
ウェバーはライバルに対し、14ポイントもの差をつけてランキング首位にいることから、数字上はウェバーがチャンピオンになる可能性は非常に高いとされている。イギリスのレディング大学の物理学者も、複雑な数式を駆使し、ウェバーがチャンピオンになると結論づけた。
また、ランキングでは2位につけ、チャンピオンの可能性を残しているフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)の母国スペインの新聞も、確率の公式を使った予測を掲載。
ほかの統計学者らも、もう1勝記録し、1回か2回表彰台を獲得すれば、ウェバーは2010年のチャンピオンになれると分析した。
しかし、ウェバーは次のように慎重な姿勢を示している。
「いろんなことが起こりえるんだから、あれこれと計算し始めるのはバカげているよ」
「言われているように、僕がこれから2勝すれば、すべてが終わる。ただ全力を尽くすこと。それが最も重要なんだよ」