東京都江東区青海にあるMEGA WEBで3日(日)、トヨタモータースポーツ スペシャルイベント 2010「Dream Drive Dream Live 2010」が開かれた。レーシングカーと音楽アーティストが織りなすコラボレーションは、今年で8回目を迎えた。
午後1時30分から行われたパドックウォークでは、このイベントで走るレーシングカーを間近で見られるとあって、多くのファンが隅々までレーシングカーを見入っていた。
待ちに待ったイベントが午後3時30分にスタート。オープニングでは大黒摩季さんが、国歌斉唱を行った。披露後、大黒さんの「ジェントルマン・スタート・ユア・エンジン!」という掛け声で、全車一斉にエンジンに火が入り、エンジン音が鳴り響いた。
デモ走行の一発目は、関谷正徳(トムスチーム監督)がステアリングを握るトヨタ カストロールトムス スープラだ。ウォーミングアップから気合い十分の走りを披露。1960年代に活躍した珍しいレーシングカーや今季のフォーミュラ・ニッポンのマシン、さらにはドライバーを夢見ている小学生がカートに乗って走行するなど、短い時間で過去から現在のレーシングカーを一気に見られる。また、音楽との融合とあって、レーシングカーが活躍した時代の音楽がバックに流していた。
レーシングカーの走行と走行の間にはアーティストの歌が披露されたり、藤澤ノリマサさんが歌う中、1992年にル・マン24時間耐久レースで、総合2位に入ったトヨタ TS010がコースを周回した。
イベントの最後を飾ったのは、11月から活動休止を発表している大黒さん。数多くのヒット曲を披露し、最後は代表曲「ら・ら・ら」を会場にかけつけたファンと歌った。会場からはアンコールがあがり、急きょアンコールが実現。誰もが歌える曲ということで再び「ら・ら・ら」を歌うことになったが、今回のイベントで登場したcossami、Honey L Days、藤澤ノリマサさん、河村隆一さん、大黒さん、そしてドライバーらがステージにあがって、会場のファンとともに合唱。すっかり日が暮れたお台場の空に、アーティスト、ドライバー、会場が一体となった歌声が、天高く響き渡った。
入場者数は5,000人。(主催者発表)