ロバート・クビサ「毎年楽しみ」/シンガポールGPプレビュー

2010年09月21日(火)
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ルノーのロバート・クビサが、シンガポールGPを前にした心境を語った。

Q:シンガポールでのレースに向けて、どのように準備をしますか?

ロバート・クビサ(以下、クビサ):シンガポールは、シーズンの中でも特に厳しいレースだよ。とてもバンピーなコースだから、常にクルマと格闘しているんだ。次から次にコーナーが迫ってきて、数秒休めるのはメインストレートだけ。

クビサ:それに、スケジュールもいつもとは違うものになる。遅くまで作業をしてから寝て、午後に起きるんだ。レースの週末の間は、特に変化を感じないけど、その後でいつものスケジュールに戻るときは、毎年少し変な感じがある。

Q:あなたは市街地サーキットを得意にしていますね。今回のレースを楽しみにしていますか?

クビサ:楽しみだよ。バンプや縁石が多いし、特に最終セクターはウォールが近いから、ミスする余地を残しておかないといけない場所もある。あそこを走るのは毎年楽しみだし、とても長くて厳しいレースだけど、レースするにはいいコースだよ。

Q:クルマのセットアップについては、どういったことに集中するのですか?

クビサ:空力も重要だけど、バンピーで低速コーナーが多いから、できるだけ多くのメカニカル・グリップを得る必要がある。それに、クルマの挙動を素直にする必要もある。

クビサ:低速コーナーでは縁石に乗ることが多くて、メカニカル・グリップが限られることになる。だから、パッケージの性能を引き出すには、運転しやすいクルマにして、ドライバーが自信を持って縁石を攻められるようにしないといけない。

クビサ:それに、特設のサーキットだから、グリップレベルが常設サーキットよりも早く向上していく。それだから、路面の変化や、それがクルマのバランスをどう変化させるのか予測しないといけない。

Q:あなたはモナコで、素晴らしい週末を過ごしていましたね。シンガポールでも、それを再現できますか?

クビサ:何も確実なものはないということを忘れちゃいけない。カレンダーの中で、シンガポールが一番モナコに近いことは間違いない。でも、モナコGPは4ヶ月以上前だったからね。

クビサ:クルマの競争力が、あのときと同じように高く、運転しやすいことを願っているよ。そうすれば、僕もすぐに攻めやすくなるし、エンジニアもパフォーマンスをすべて引き出しやすくなる。でも、F1ではすぐに状況が変わるから、今回はそれが実現しないかもしれない。

クビサ:僕としては、いつもと同じように取り組んでいく。僕たちはとても強いクルマを相手に戦っていて、最近はウィリアムズなどのチームが急速に力をつけてきていることも忘れていない。どうなるのか確認してみないとね。でも、いいパフォーマンスを発揮できると期待しているよ。

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