F1を開催する国の数が増えているため、マレーシアGP開催地のセパンはつらくなっている。セパン・サーキットのラズラン・ラザリCEOが語った。
日本に続く、アジア2番目のレースとして、セパンでは1999年からF1が開催されている。しかし、セパンはすでに老朽化が進んでおり、現在は政府からの再開発許可を待っている状態だ。
また、セパンがF1カレンダーに加わって以来、中国、シンガポール、そして韓国がカレンダーに加わり、インドでもF1サーキットの建設が進んでいる。
「こういった新レースによって、少し苦しめられていることを認めざるを得ない」
「今年は、10万人近くがレース観戦に集まった。しかし、観客数はその年によって上下している。多くのことが関連してくるんだ。景気も大きな要素になっている」とラザリは『Bangkok Post(バンコク・ポスト)』へ語った。
さらにラザリは、マレーシアGPとシンガポールGPを2週連続開催にすることで、海外のファンが休暇を使って2レースを観戦できるよう調整することを、F1最高権威バーニー・エクレストンに求めていると明かした。
「その件について、FIA(国際自動車連盟)と話し合っているが、どうなるのか見守る必要がある。将来的には可能かもしれない」とラザリは話している。