ピレリが、F1のショー的要素を向上させることに貢献していく方針を示した。
来季からF1の単独タイヤサプライヤーになることが決定しているピレリ。タイヤサプライヤーが変わるこの機会を、見ごたえのあるレースを演出するようなタイヤを導入するチャンスだと考える関係者もいる。
カナダGPの際には、タイヤのパフォーマンス変化が大きかったことから、見どころ満載のレースになっており、『The Observer(オブザーバー)』の記者オリバー・オーウェンは27日(日)、「ピレリがこの点に注目」することを期待していると述べていた。
一方、ピレリのモータースポーツ責任者を務めるポール・ヘンベリーは、ヨーロッパGPが行われたバレンシアのパドックでこうコメントしている。
「われわれはショーを生み出したい。ファンとして、(カナダGPは)戦略を見えていて非常に楽しかった」
「タイヤメーカーとしては、あまりいいことではないと言う者もいるだろう」
「もちろん、レースを走りきれて、パフォーマンスも大きく変わらないタイヤを作ることもできる。だが、ショー的な要素とのバランスを取る必要もある。われわれはショーを希望している」