フォース・インディアのビタントニオ・リウッツィが、カナダGPを前にした心境を語った。
Q:トニオ、最近のレースでのリザルトについては、少しフラストレーションがたまっているようですね。原因は何だったのですか? また、状況を変えるために何か対策を行いましたか?
ビタントニオ・リウッツィ(以下、リウッツィ):全体的なグリップが不足していて、全力で走るのが難しくなっていたから、この数戦はかなり厳しかったよ。モナコでは問題なくて、問題を解決できたと思っていたから、トルコで新パーツの効果を最大限に発揮できなくて、かなりフラストレーションがたまった。
リウッツィ:ファクトリーで長時間にわたって調べて、モナコから帰ってきたシャシーにちょっとした損傷が見つかったんだ。修復できたと思っていたんだけど、用心のために序盤の4戦で使ったシャシーに戻すことにした。
リウッツィ:他に対策する必要があるのか確認するため、ファクトリーでまたシャシーを調べるよ。
Q:カナダGPが復活することについてはいかがですか?
リウッツィ:全体的には大好きなイベントだし、僕はあそこでかなり速いんだ。予選でトップ12に入ったこともあるし、エキサイティングなレースもできた。
リウッツィ:もしクルマの走りがよければ、いい調子になると思う。これまで僕はあそこで速かったし、新しく持ち込む空力の開発パーツでアドバンテージを得られるはずだからね。それに、1周アタックでの速さを発揮するためのパーツもある。
リウッツィ:僕たちには高いストレートラインスピードも、タイトなコーナーからの、素晴らしいトラクションもあるから、モントリオールでうまくやれるとかなり楽観的になっているよ。
Q:今回のレースでは何を達成できると思いますか?
リウッツィ:トルコでルノーに大きく差をつけられたとは思っていない。エイドリアン(スーティル/チームメート)が、僕たちにはレースでトップ10に入れるパッケージがあることを証明したと思うからね。
リウッツィ:もしきちんとグリップを得られれば、またQ3へのドアに手をかけられて、ポイント獲得を狙えると期待している。これまでにも見てきたように、カナダはまったく予測ができないから、もし上位にいればかなりの大量ポイントを獲得できる可能性もある。2台でのポイント獲得も期待できるし、そうなればチームにとっては素晴らしいことだね。