レッドブル、クラッシュの問題を乗り越える

2010年06月04日(金)
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レッドブルが3日(木)、チーム本拠地でミーティングを行い、チーム内のわだかまりが解消されたと発表した。

トルコGPの40周目、1-2体制でレースをリードしていたレッドブルのマーク・ウェバーとセバスチャン・ベッテルがクラッシュ。ベッテルはその場でリタイアし、ウェバーも3番手に後退することとなった。

ベッテルは事故の直後、「頭がおかしいんじゃないのか?」というようなジェスチャーを見せ、当初はチーム首脳がベッテルを擁護し、ウェバーを非難するような姿勢を見せたことから、チーム内での対立が高まっているとの推測が広がった。

しかし、両ドライバーとチーム代表クリスチャン・ホーナー、技術責任者エイドリアン・ニューイ、アドバイザーのヘルムート・マルコが出席してミーティングが行われ、クラッシュに関する問題を清算したようだ。

ミーティングを終えたベッテルは、このように語っている。

「チームは、僕たちを最高なポジションで走らせてくれたけど、起きてしまったことは、彼らにとっていいものではなかった。レースのリードを失ってしまい、彼らに対して申し訳なく思っているよ」

「マークも僕もレーサーだし、僕たちはレースをしていた。僕たちはプロフェッショナルだから、このことで僕たちの協力関係が変わることはない。僕たちは最高なチームだし、スピリットも最高なものだよ。カナダを楽しみにしている」

一方のウェバーも、次のようにコメントした。

「レースに勝ついいチャンスを失ったわけだから、チームにとっては残念なことだよ。これはスポーツなんだし、こういったことも起こってしまう。でも、起こるべきではなかったね」

「レッドブルのみんな、そして、ファクトリーにいるみんなや、関係者全員に対して申し訳なく思っている。セブ(ベッテル)と僕は、2度と同じことを繰り返さないし、問題なくオープンな協力関係を続けていく」

「このことについては、十分に話し合った。もうこれで終わりだよ。これからのことを楽しみにしているし、来週のカナダでのレースに集中している」

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