フェラーリは、モナコGPではFダクトシステムを搭載しないようだ。
Fダクトはドライバーがコックピットの中から操作しながら、ストレートラインでスピードを向上させるシステムだが、フェラーリもついにこのシステムを導入し、スペインGPでは競争力の高いトップスピードを記録していた。
しかしフェラーリのステファノ・ドメニカリ(チーム代表)が、常に最大レベルのダウンフォースが要求されるモナコでは、このシステムを搭載せず、従来のエンジンカバーとリアウイングを使用することを明かした。
フェラーリのシステムは、ドライバーが左手の甲で操作するシステムになっており、システムの操作中に左手は指先でステアリングに触れているだけの状態になっていることから、危険だと指摘する意見も出ている。