ヒスパニア・レーシング(HRT)から7日(金)のフリー走行に出走することになっているクリスチャン・クリエンが、まだスーパーライセンスを取得していないことが明らかになった。
クリエンはテスト兼リザーブドライバーとしてHRTと契約し、レースドライバーであるカルン・チャンドックに代わってスペインGPのフリー走行1回目に出走する予定だ。
F1の公式セッションに参加するには、統括団体FIA(国際自動車連盟)からスーパーライセンスの発給を受ける必要があるが、スペインGP開幕を翌日に控えた段階でもクリエンはスーパーライセンスを取得していなかった。
HRTのチーム代表コリン・コレスは『APA』通信へ、こう説明している。
「契約に署名がされていなかったため、スーパーライセンスを申請することすらできなかった。すべてがギリギリなことだった」
だがコレスは、7日の朝までにこの問題を解決できることを期待しているとも話していた。