ジャック・ビルヌーブは28日(水)に、まだF1へ復帰することを目指し、トレーニング中であることを認めた。
1997年のチャンピオンに輝いたビルヌーブは、今季F1へ復帰する可能性があった。しかし、加入がうわさされたステファンGPは、F1に参戦することが認められなかった。
「いずれにしろ、プッシュし続けている」とビルヌーブが語った。ビルヌーブは、ゾラン・ステファノビッチ率いるステファンGPと交渉していた12人のドライバーのひとりである。ステファンGPは、2011年のF1参戦へエントリーしたことを認めている。
39歳になるビルヌーブは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に、レースに対応できるよう懸命にトレーニングをしていると語った。
ビルヌーブは、2010年のドライバーの代役を務める準備ができているとも付け加えた。ビルヌーブの有名なトレーナーであるアーウィン・ゴルナーによって考えられた40万ユーロ(約4900万円)の機器で、体調を維持しているという。
「昨年はシーズン中にドライバーを変えたチームもあるよね」とビルヌーブが語っている。さらに「シューマッハ(ミハエル・シューマッハ/メルセデスGP)とデ・ラ・ロサ(ペドロ・デ・ラ・ロサ/ザウバー)の復帰は、豊富な経験がもう一度評価されたということだ」
ビルヌーブは、シューマッハが抱えている問題は年齢であるという意見を退けている。
「ホッケーを見てみなよ。30代後半の選手たちは、まだ世界的に通用するレベルだ。それは、われわれ全員が非常により健康的に過ごし、10年分進歩しているからだよ」と語った。