レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは22日(木)、アイスランドの火山噴火がスペインGPに向けた準備に与える影響はないと語った。
アイスランドの火山噴火による火山灰の影響で、ヨーロッパ各地の空港が閉鎖されたため、各チームのクルマを含むF1の貨物が上海で足止めされていたことから、各チームがスペインGPに投入する予定だった改良にも影響が出る可能性もあると報じられていた。
ホーナーもレッドブルのドライバーであるマーク・ウェバーと一緒に上海を出発する際、「ヨーロッパに戻ることができれば」、スペインGPでFダクトを搭載できるだろうと語っていた。
マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュも輸送の遅延を懸念し、1週間ほどの遅延になった場合には、問題になるとしていた。
しかし、F1の貨物もすでにスペインのビルバオに到着しており、ホーナーもクルマを乗せたチームのトラックが22日にファクトリーに到着する予定だと認めた。
「ありがたいことに、中国GPとスペインGPの間には、通常より1週間多く余裕がある。(遅延による)影響は非常に限定的なものだよ」とホーナーはコメントしている。
またホーナーによると、レースチームの大部分のスタッフも、22日の午後にイギリスへ到着する予定だと話していた。