メルセデスGPがレース優勝を目指し、大規模な改良を行うと報じられている。
先週にはすでに、もし6月までにレース優勝をできなかった場合、メルセデスGPは2011年シーズンへ向けた開発に集中していくとの報道があった。
しかし、メルセデスGPのドライバーであるニコ・ロズベルグは、「かなりいい改良が予定されているから、待ちきれないよ」と話していた。
13日(火)には『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌が、来月のスペインGPで投入される大規模な改良について報じている。
この報道によると、ホイールベースの変更も改良パッケージに含まれていることから、統括団体FIA(国際自動車連盟)のクラッシュテストを受けなおす必要があり、事実上の「Bカー」になるという。
このほかにも、重量配分、リアサスペンション、ギアボックスハウジングなどが変更されるとのことだ。
メルセデスGPはホイールベースを延長する代わりに、シャシーそのものをスリム化させたかったともみられているが、チーム代表ロス・ブラウンは「シャシーが認証制になっている。変更することはできない」とコメントした。
改良についてロズベルグのチームメートであるミハエル・シューマッハは、次のように語っている。
「僕たちは大きな一歩を踏み出すけど、他のみんなも進歩するからね」