マクラーレンが13日(火)、今週末の中国GPでライドハイト調整システムを導入しないと認めた。
マクラーレンのマーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)はオーストラリアGPの際、レッドブルなどがライドハイト調整システムを使用しているのではないかと疑っていると認め、中国GPでマクラーレンも同様のシステムを導入するため、デザイナーが作業を進めていると語っていた。
しかしF1の統括団体FIA(国際自動車連盟)は先日、いかなる形でも予選と決勝の間にライドハイトを調整することはレギュレーション違反になるとルール解釈の明確化を行った。
「われわれには取り組んでいるシステムがあったが、今は中止している」マクラーレンのエンジニアリングディレクターであるパディ・ロウが13日に電話会見でこう語った。
ロウはさらに、今回のルール解釈の明確化でマクラーレンのMP4-25はメカニカル面で何の影響も受けないと話している。また、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーも、中国GPを戦うレッドブルのRB6がマレーシアGPからメカニカル面は変更されていないと語っていた。
またロウは、今回のルール解釈の明確化によって、クルマを変更する必要があるチームはいるのか分からないとして、次のように加えている。
「他のチームはわれわれよりも開発を進めているだろうと思っていた。どこかのチームがこのシステムをクルマに搭載しているという証拠は何も持っていないがね」