ドライバーへ故意にクラッシュすることを指示したとして大きな問題になった「クラッシュゲート」事件が、ようやく終結した。
F1を統括するFIA(国際自動車連盟)は12日(月)、故意のクラッシュを指示していた元ルノーのフラビオ・ブリアトーレ(元マネジングディレクター)やパット・シモンズ(元エンジニアリング責任者)と和解したことを発表した。
FIAはブリアトーレとシモンズに対し、モータースポーツからの追放処分を科していたが、ブリアトーレとシモンズは最近、フランスの法廷でこの処分を撤回する判決を勝ち取った。
FIAはこの判決に対し、控訴する姿勢を見せていた。
だが、FIAの発表によると、ブリアトーレとシモンズは現在「後悔の念を示しており、FIAに対して謝罪した」ようだ。
これを受けてFIAは控訴を取り下げ、ブリアトーレとシモンズは「2012年12月31日まで、F1での運営上の職務に就くことを控える」ことに同意したと発表されている。