F1ドライバーが組織するGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)に再加入したミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)だが、積極的な発言はしていかないようだ。
シューマッハは2010年に現役復帰したが、当初はGPDAに再加入していなかったものの、シューマッハのマネジャーであり、マネジメント業務も担当しているザビーネ・ケームが6日(火)にシューマッハのGPDA再加入を認めていた。
シューマッハがGPDAに再加入しなかった理由については、2006年モナコGPの予選でシューマッハがコース上にクルマを止めた際、これに抗議するためGPDAを脱退していた前GPDA会長ペドロ・デ・ラ・ロサ(ザウバー)との不仲が原因ともされていた。
そのデ・ラ・ロサはオーストラリアGPでGPDA会長を辞任し、メルセデスGPのリザーブドライバーであるニック・ハイドフェルドが新会長に就任している。
だがケームは7日(水)、シューマッハの決断とデ・ラ・ロサは何も関係ないとして次のように語った。
「ミハエルは常にGPDAの働きを支持していましたし、何年にもわたって役員を務めていました。彼が引退した後は、若いドライバーがきちんと引き継いでおり、彼も初めは再び関与することを望まなかったため、再加入をためらっていました」
「ですが、少し考え、主にフェリペ・マッサ(フェラーリ)と話し合った結果、当初の決断を考え直し、積極的には発言しないメンバーとして参加することになりました」
シューマッハの元チームメートであるマッサは、シューマッハと同じくドイツ出身で友人でもあるセバスチャン・ベッテル(レッドブル)とともに、GPDAの新役員になっている。