オーストラリアGPを称賛する各メディア

2010年03月30日(火)
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レース展開が退屈だとして批判されたF1にとって完ぺきな解決法だとして、多くのメディアがオーストラリアGPを称賛している。

バーレーンGPが退屈なものになったことから、メディアやファン、そしてドライバーの一部からも早急なルール変更を求める声が上がった。

「緊急にそれが必要になったそのとき、26回目のオーストラリアGPがF1の存在を正当化してくれた」と『The Guardian(ガーディアン)』紙は書いている。

『Daily Mail(デイリー・メール)』紙も、シーズンを通じて退屈なレースが続くとする予想は早急であったと認め、次のように報じた。

「前戦バーレーンGP後、破滅だとする記事があったかもしれないが、そういった判断には一部修正が加えられる。今回はアクション満載だった」

このほかにも、メルセデスのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグが、F1の歴史の中で「おそらく、史上最高だった」と語ると、各メディアが次のようにメルボルンでのレースを称賛した。

『The Times(タイムズ)』紙:「バーレーンでの2時間よりもアクションが多かったメルボルンでの2分間」

『Telegraph(テレグラフ)』紙:「退屈? 誰が退屈だなんて言った?」

『New York Times(ニューヨーク・タイムズ)』紙:「この10年間でもっともエキサイティングなレース」

『Bloomberg(ブルームバーグ)』:F1はオーストラリアで「活気を取り戻した」

『El Pais(エル・パイス)』紙:「今回のグランプリを、開幕戦の後に現在のF1について嘆いたものにささげる」

『BBC』もバーレーン後に「死亡記事を出すのは早すぎた」としているものの、『La Presse(ラ・プレス)』は、気まぐれな意見を述べるF1関係者やメディアに対し、すべての問題が解決したと言うのは「もう少し待つべき」だと報じている。

この件については、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)のコメントが現状を最もうまく表現したものだと言えるだろう。

「レースが退屈だなんて話はしなくなるだろうね...少なくとも1週間は」

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