2010年F1第2戦オーストラリアGPが3月26日(金)、アルバート・パーク・サーキット(1周/5.303km、3月28日決勝58周/307.574km)で開幕し、現地時間16時30分(日本時間14時30分)から90分間、プラクティス2回目が行われた。
現地時間12時30分から行われたフリー走行1回目では、ロバート・クビサ(ルノー)がトップになった。また、小林可夢偉(ザウバー)はフロントウイングが脱落するトラブルもあり、18番手に沈んでいた。
フリー走行1回目ではエイドリアン・スーティルに代わり、リザーブドライバーのポール・ディ・レスタがフォース・インディアを走らせていたが、このセッションではスーティルがコックピットに戻っている。
セッション開始時の天候は雨、気温21℃、路面温度は25℃。セッション開始と同時に雨が降り始めたたが、すぐに雨はやみ、開始から約15分で各車が走行を始めた。しかし、セッション中盤に再び雨が降り始めてしまい、各車ともガレージへ戻った。
その後も断続的に雨が続いたが、インターミディエイトタイヤを装着して走行するドライバーもいた。セッション終盤に各車がドライタイヤでの走行を始めると、再び雨が降り始めたが、各車ともドライタイヤでの走行を続ける。
しかし、どのドライバーもセッション序盤にルイス・ハミルトン(マクラーレン)が記録したトップタイムを更新できず、ハミルトンがトップでセッションは終了。ハミルトンのタイムは1分25秒801だった。
2位から5位までは次のとおり。
2位ジェンソン・バトン(マクラーレン)1分26秒076、3位マーク・ウェバー(レッドブル)1分26秒248、4位ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)1分26秒511、5位ビタリー・ペトロフ(ルノー)1分26秒732。
小林可夢偉(ザウバー)は13位だった。
【セッションレポート】
セッション開始と同時に雨が降り始めてしまい、コースへ出たドライバーもすぐにガレージへ戻ってしまった。しかし、雨はすぐにやみ、セッション開始15分のあたりから各車が続々と走行を始めた。
各車が走行を始めると、目まぐるしく順位が入れ替わっていたが、セッション開始から30分の段階でトップに立っていたのはルイス・ハミルトン(マクラーレン)。チームメートのジェンソン・バトンが2番手につけている。
開始約30分、カルン・チャンドック(ヒスパニア・レーシング)がピットレーンを出たところでクルマを止めてしまった。チャンドックのクルマがコース上に止まっているため、黄旗が出された。
また、再び雨が降り始めたため、各車が続々とガレージへ戻ってきた。この段階では、ブルーノ・セナ(ヒスパニア・レーシング)とティモ・グロック(ヴァージン)がまだ一度もコースへ出ていない。
雨が弱くなると、路面がまだ完全には乾いていないものの、インターミディエイトタイヤを装着して多くのドライバーがコースインした。その後も断続的に雨が続き、ガレージにとどまるクルマがいる一方で、インターミディエイトで走り続けるドライバーもいる。
残り約15分、路面が乾き始めていることもあり、各車がドライタイヤを装着してコースへ出てきた。グロックはこの段階になってようやくコースインしている。
残り約10分、再び雨が降り始めたが、今回はガレージへ戻るクルマは少なく、ほぼ全車がコース上で走行を続けた。しかし、セッション序盤にハミルトンが記録したタイムを更新するドライバーは現れず、ハミルトンがトップのままこのセッションは終了した。
結局、セナはこのセッションで一度も走行しなかった。
オーストラリアGPプラクティス3回目は明日27日(土)、現地時間14時(日本時間12時)から行われる。