F1を統括するFIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長が、各レースで自身の代理になるコミッショナーの任命が難航していると認めた。
トッドはFIA会長に当選する前、FIAが統括するそれぞれのシリーズにコミッショナーを任命すると語っていた。
8月に発表したマニフェストの中でトッドは、コミッショナーが「日々の運営と管理を担当する」としていた。
しかし、F1の2010年シーズン開幕戦バーレーンGPに姿を見せていたトッドは、この職務にふさわしい人物を見つけるのは「難しい」と語った。
トッドによると、FIAがコミッショナーに対して支払える金額が少ないことも問題なようだ。
「一緒に働く人物については、非常に野心的に考えているが、FIAの施設や予算が限られていることを考えると、適切な人物を見つけるのは簡単なことではない」
「タダ同然で自分の時間や能力をささげてくれる人物を見つける必要がある」
「このポジションを急いで埋めることを考えるよりも、数ヶ月間待ってみたいと思っている」とトッドは語った。