F1最高権威バーニー・エクレストンがカルン・チャンドック(ヒスパニア・レーシング)のF1デビューを歓迎するコメントを残していたが、チャンドックはエクレストンへ感謝している。
ヒスパニア・レーシング(HRT)は、苦しい状態にあったカンポスをチーム会長のホセ・ラモン・カラバンテが引き継ぎ、コリン・コレスが新チーム代表になるという形で救済したことにより発足したチーム。
このチーム救済を仲介したのがエクレストンだと言われている。
すでにブルーノ・セナはドライバーとして発表されていたが、HRTがセナのチームメートに起用したのがインド出身のチャンドックだった。
エクレストンはインドについて、「ビジネス、文化、スポーツの世界において、最も重要でパワフル」だと語っていた。
「バーニーは常に僕や僕の家族に対して、素晴らしいサポートを行ってくれた」父親がインドのモータースポーツ界の中心人物であるチャンドックは、F1の公式ウェブサイトへこう語り、さらに続けた。
「彼が1日のうちにどんなことをできるのか、ほんとうに驚くばかりだよ!」
HRTは12日(金)、2人のルーキーと一度も走っていないクルマでフリー走行を開始するが、チャンドックはHRTと契約したことに満足しているようだ。
「もちろん、誰でもトップチームで走りたいと思うものだよ。でも、そのチャンスがなければ、他の選択肢を考える必要がある」
「僕だったら迷うことなく、今のレギュレーションの中で他のチームのテストドライバーになるより、HRTでレースすることを選ぶよ」