ルノーからロータス・ルノーGPへ生まれ変わるチームに、ビタリー・ペトロフが残留することになりそうだ。
大きな資金援助を得ているロシア出身のペトロフは、2010年にルノーでF1にデビュー。シーズン中にもルノーは、ロシアからのスポンサーを複数獲得し、ペトロフ起用による恩恵を受けていた。
また、ルノーは、グループ・ロータスとの提携を発表したばかり。この提携によって、グループ・ロータスの親会社であるマレーシアの国営自動車会社プロトンも、「ロシアの自動車市場や、(ルノーF1のオーナーである)ジェニイが持っている自動車技術へアクセスできるようになる」ことから、「すぐに恩恵を受けることができる」とマレーシアの国営通信社『Bernama(ベルナマ)』などが報じている。
そのロシアとの最も大きなつながりとして、ペトロフが2011年も残留することが確実視されているというわけだ。
プロトンも、「プロトンがロシアやほかの地域に持っている、各方面とのビジネス面の関係をてこ入れし、(われわれの)世界展開をさらに広げることにつながる」とジェニイについて語っている。
グループ・ロータスのダニー・バハールCEOも、ペトロフが2011年も残留することを希望していると8日(水)に『BBC』ラジオへコメントした。
「われわれが希望しているのはビタリー・ペトロフだ。年内にチームが最終的なラインアップを発表できるよう願っている」