ロータス・ルノーGPがビタリー・ペトロフに突きつけた残留の条件とは?

2010年12月12日(日)
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もしビタリー・ペトロフが安定した速さを見せるため、F1へより深くかかわっていくのなら、ロータス・ルノーGPへと生まれ変わるチームでのシートを間違いなく維持できる。同チームのチームオーナーが語った。

イギリスのスポーツカーメーカーであるグループ・ロータスは最近、ルノーF1との提携を発表した。グループ・ロータスの親会社であるプロトンが、ルノーF1のオーナーであるジェニイ・キャピタルとロシアのつながりに期待していることを考えれば、ロシア出身のペトロフにとって今回の提携は、シート維持に向けた大きな一歩だと考えられる。

「それ(ロシアとのつながり)によって、われわれ、特にわれわれの株主に多くのチャンスがもたらされる」とグループ・ロータスのダニー・バハールCEOが『Telegraph(テレグラフ)』へ語った。

ロータス・ルノーGPでは、ロバート・クビサの残留がすでに決まっているが、ジェニイ・キャピタルを率いるジェラルド・ロペスは、ペトロフが「今でもわれわれの有力候補だ」と語っている。しかしロペスは、ペトロフの安定性に疑問が残るともコメントした。

「彼には速さがあり、安定性が欠けているだけだと信じている」

ペトロフは最近に目の手術を受け、現在は療養中だが、ロータス・ルノーGPに残留するには、F1への取り組み方を考え直す必要があるとロペスは『Reuters(ロイター)』へ語る。

「彼が、人生の変化を受け入れることも交渉の一部だ。彼は、イギリス、ファクトリーの近くに引っ越すことを受け入れる必要がある」

「常に英語に囲まれた環境にいることも受け入れなければならない。もし彼がそういったことを受け入れ、それによって彼が安定性を発揮できるとわれわれが確信できれば、誰がわれわれのセカンドドライバーになるのか疑う余地はない」

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