ビタリー・ペトロフ(ルノー)のマネジャーであるオクサナ・コサチェンコが、ペトロフはルノーに残留する見通しだと語った。
今シーズンのペトロフは、パフォーマンスが安定せず、2011年にはルノーに残留できないとの憶測が広がっていた。しかしペトロフは、最終戦アブダビGPでいいパフォーマンスを見せた。
また、豊富な資金力を背景にF1デビューを果たしたペトロフが、ロシア政府からの支援も獲得したとされ、ルノー残留の可能性が高まってきた。ロシアでは、2014年からのF1開催も決まっている。
ルノーのドライバー候補と言われるニック・ハイドフェルド(ザウバー)も、次のように『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』へ話していた。
「(ロシア首相の)ウラジーミル・プーチンがF1ファンになったから、ペトロフへの支援はさらに大きくなったよ」
そしてコサチェンコは18日(木)、ペトロフのルノー残留について次のように『Sovetsky Sport(ソベツキー・スポーツ)』へ語った。
「その方向で取り組んでいますが、今のところ、確実なことは何も言えません」
「12月の第2週に契約へ署名する可能性が高いです」
またコサチェンコによると、ペトロフは19日(金)からアブダビで行われるピレリテストには参加しないようだ。
「ビタリーは休暇に入っており、これからの2、3週間はロシア国外で過ごします」とコサチェンコは明かした。
さらにコサチェンコは、ルノーとの2年契約を目指している一方で、ルノーに残留できなかった場合にもペトロフがF1に残れるよう、別の計画も用意していると話していた。